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女性のオーガズムとスキーン腺の関係

女性のオーガズムとスキーン腺の関係

「オーガズム」という言葉は、一般的によく知られています。 しかし、オーガズムを感じた時、女性の体内でどのような変化が起きているか、ご存じでしょうか? 正しい知識がないために、自分は不感症ではないか?と悩んでいる女性も多くいます。
オーガズムを経験できないことは、決して珍しいことではありません。自分自身、または、パートナーの間違った知識で悩むことがないように、女性のオーガズムのメカニズムを正しく知るようにしましょう。

女性のオーガズムのタイプ

女性のオーガスムには、クリトリスと膣の主に2つのタイプがあります。
クリトリスには、女性に性的な快感を起こさせる8,000以上の神経が集まっています。そのため、この腺が刺激されると、女性にオーガズムをもたらす場合があります。

一方、膣のオーガスムは、挿入によって膣を刺激することにより、膣の血流が増加して緊張・増大を起こし、その緊張から解放された時に生じるものとされています。オーガズムに達すると、膣とその周辺で収縮を引き起こすこともあります。

しかし、多くの女性は膣のオーガスムに達することができません。その理由として、女性に性的な快感を起こさせる8,000以上の神経が集まったクリトリスと、内部から刺激される膣管の位置関係のため、という研究者もいます。また、ホルモン濃度や膣のどこに神経があるかによる、という考え方もあります。

膣でオーガズムを感じないのはおかしい? と思っている人もいるかもしれませんが、大多数の女性は、膣の中はそれほど感じる場所ではない、ということを正しく認識しましょう。

Gスポットとは?

女性のオーガズムの話題の中で、「Gスポット」という言葉をよく聴くのではないでしょうか?
「Gスポット」とは、ドイツのエルンスト・グレフェンベルク(Ernst Gräfenberg)にちなんで命名された名称です。恥骨の下にある膣壁前方上部にあるとされていて、一般的に、膣に中指を全て入れて、第二関節を曲げた周辺にある場合が多いといわれていますが、その場所は人によって多少異なります。中には、Gスポットの快感はあくまでクリトリスの快感を勘違いしているだけだとし、Gスポット自体が存在しないと主張する人もいます。

Gスポットがすべての女性に備わっていない可能性があること、また、その場所も個人差があるということを正しく知っておかないと、性交渉の際、パートナーが勝手にGスポットだと思っている場所を激しく摩擦して、痛くてつらいのはもちろん、女性器を傷つけてしまう、ということにもなりかねません。

Gスポットとスキーン腺の関係

このGスポットが存在するといわれている膣壁前方上部に存在しているのが、スキーン腺と呼ばれる器官です。スキーン腺という言葉はあまり聞いたことがないかもしれませんが、バルトリン腺と同じように、性的興奮を感じた時に、挿入をなめらかにする分泌液を出してくれる器官です。

このスキーン腺は、細胞と組織の構造と機能が、男性の前立腺に類似していることが分かっています。ちなみに、スキーン腺と前立腺の主な違いは、男性の前立腺はほとんどが完全な形で存在するのに対して、女性のスキーン腺は、大きくよく発達したスキーン腺をもつ女性もいますが、ごく小さなスキーン腺がある女性や、全くスキーン腺が存在しない女性も多くいるなど、個人差が大きいことです。
Gスポットやオーガスムがあるという女性は、射精を経験する傾向が高いことから、Gスポットとスキーン腺は身体的なつながりがあると考えられていますが、それらに関しては研究者によって報告がまちまちで、完全に断定できるものではありません。

スキーン腺の機能とオーガズム

スキーン腺は、女性の射精時のみにみられる液体が、唯一分泌される器官と考えられています。スキーン腺が分泌する液体の量は、通常一度に約100mlまでと少量ですが、オーガスムに至ると、より多くの液体を分泌します。多くの女性は、これがスキーン腺の分泌物ではなく、尿だと勘違いし、オーガスムを意図的に抑制してしまうこともあります。

スキーン腺からの分泌物は、尿とは明らかに異なるもので、ニオイも違います。前立腺の分泌物に類似した血漿、タンパク質と酵素の混合物を含むこと、また、解剖学的に類似点が多いことから、スキーン腺は女性の前立腺とも呼ばれています。
性的に興奮すると、スキーン腺は充血・膨隆し、関連した神経繊維を刺激して、オーガスムに至ると考えられています。ただし、スキーン腺に関連した神経繊維と、クリトリスの神経線維とは別のものであるため、多くの女性は、スキーン腺刺激によるオーガスムと、クリトリス刺激によるオーガスムでは、違う感覚をもちます。

このように、スキーン腺が、女性の射精現象や膣のオーガスムの原因であるとすれば、スキーン腺の形態が人によってさまざまであることが、Gスポットが存在する女性と存在しない女性がいること、また、オーガスムや射精を経験する女性もいるし、そうではない女性もいる理由ではないかと考えられます。
ただ、スキーン腺についてはいまだに、女性の興奮、オーガスムと射精でどんな役割を果たしているのか、討論の材料となっています。また、スキーン腺が女性の性的機能不全(不感症)と関係があるかどうかも、議論されています。

オーガズムにも個人差がある

以上のようなことから、女性のオーガズムにはスキーン腺、また、同じ位置にあると言われるGスポットが関係していると、一般的には認識されています。ただし、スキーン腺の有無や場所も個人差があることから、オーガズムにも個人差があるのは明らかです。
女性であれば誰にでもGスポットが存在し、そこを刺激するとオーガズムに達するというのは、誤った認識です。この間違った知識のために、パートナーとの性交渉で女性器を傷つけたりすることのないよう、十分に注意してください。

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