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各種ワクチン接種

各種ワクチン接種

当クリニックでは、B 型肝炎ワクチン、MR ワクチン(はしか・風疹)、水痘ワクチン、インフルエンザワクチンの各種ワクチン接種を行っています。

体の中の抗体は、数年経つと効果が少なくなるものもあります。一度かかったから大丈夫と油断することなく、免疫力に不安がある人、これから妊娠を希望している人など、感染が心配な人は一度当クリニックにご相談ください。

B型肝炎ワクチン

B型肝炎はごくまれに劇症化(げきしょうか)します。劇症化の確率は1~2%ですが、致死率が5割を超えるので、年間で1,000人近い人が命を落としています。B型肝炎には優れたワクチンがありますので、あらかじめ予防接種をしておくことが推奨されています。

B型肝炎の感染について、正しい知識を持っている人は少ないのですが、B型肝炎はあらゆる性行為(セックス、アナルセックス、オーラルセックス)によって感染する性感染症です。
急性のB型肝炎に一度感染すると抗体ができるので、再感染の可能性は無くなります。特定のパートナーがB型肝炎の持続感染者(キャリア)で、自分が未感染の場合は、ワクチン接種を受けておくと安心です。

ワクチン接種の流れ

①B型肝炎ウイルスマーカー検査

B型肝炎ウイルスに感染していないか(していたか)どうか、検査を行います。

②1回目のワクチン接種

検査結果が陰性で肝機能にも問題がない場合、ワクチンを接種します。ワクチンは皮下注射(または筋肉注射)で行います。

③2回目のワクチン接種

1回目のワクチン接種をしてから4週間が経過した時点で、2回目のワクチンを打ちます。1回目と同じもので量も同じです。

④3回目のワクチン接種

2回目のワクチン接種をしてから、およそ5〜6ヵ月後に3回目のワクチンを打ちます。1・2回目と同じもので量も同じです。

⑤血液検査

さらに1ヶ月が経過した頃、再度血液検査を行います。この時点で抗体ができる確率は80~90%といわれています(ただし年齢・性別によって数字は異なり、一般的に若い女性ほど抗体ができやすい傾向にあります)。この時点で抗体ができていなければ、再度3回のワクチン接種を検討します。

接種上の注意

  • 副作用の可能性があります。
  • 最低3回は接種する必要があります。
  • 接種しても抗体ができない人もいます。
  • ワクチンについて十分ご理解をいただいた上での接種となります。

費用(初・再診料別)

  • 血液検査…3,000円

    ※ワクチンの前に、血液検査(B型肝炎ウイルスマーカー)が別途必要となります。

  • B型肝炎ワクチン

    1回分…8,640円×3回分(十分な抗体を得るために、3回以上の接種が必要です)

    3回分…セット料金19,440円

MRワクチン(はしか・風疹)

風疹(3日はしか)とは?

風疹は、ウイルスによって起こるウイルス感染症で、日本では「3日はしか」ともいわれています。風疹に感染すると、主に以下のような症状がみられます。

  • 初期症状…鼻水、せき、痛みのないバラ色の斑点が口蓋にできる。
  • 典型的な症状…紅色斑丘疹、発熱、リンパ節の腫れ
    (発症者の約25~50%に38~39度前後の発熱が3日程度続く)
  • 耳介後部、後頭部、リンパ節の腫れ (発症解消後1ヶ月程度続く場合もある)
  • 結膜充血、肝機能障害が見られる場合もある。

特に、妊娠初期に風疹にかかると、赤ちゃんが先天性風疹症候群で生まれる確率が高くなります。
妊娠4週目までに感染した場合は50%以上、5〜8週目までに感染した場合は35%、9〜12週目までに感染した場合は15%、13〜16週目までに感染した場合は8%、20週以降は、ほとんど影響はないといわれています。
先天性風疹症候群の症状としては、先天性白内障、緑内障、先天性心疾患、感音性難聴、網膜症、骨端発育障害、低出産時体重、血小板減少性紫斑病(新生児)、肝機能障害などがあります。

特に避妊をしていない女性は風疹の抗体検査を受け、もし抗体がない、あるいは抗体価が低いと判断された場合は、妊娠していないことを確認後のワクチン接種をお勧めします。

男性もワクチンを接種しましょう

風疹は稀に脳炎や血小板減少性紫斑病などの合併症を起こすことがあります。またまわりにいる妊娠中の女性、そのパートナーにうつしてしまう可能性がありますので、可能な限り速く予防接種を受けてください。
現在は予防接種法改正に伴い定期接種の機会がありますが、昭和54年4月2日~昭和62年10月1日生まれの男性の方は当時定期接種ではなかったために風疹抗体が無い方が多数いらっしゃいます。
合併症や周囲への感染防止のためにも、積極的にワクチンを接種しましょう。

麻疹(はしか)とは?

麻疹ウィルスが原因で起こります。感染力が大変強く、命にかかわる重症の合併症を引き起こすことも多く、大変危険なウィルスです。日本では子どもだけではなく、大人に流行しています。風邪に似た症状で始まり、少し解熱して発疹が出て、全身に広がってから3日程度で発熱が次第に収まり、1週間から10日程度で回復します。
はしかに免疫のない妊婦が感染すると、非妊娠女性に比べて重症化しやすく、流産や早産を起こしやすくなります。

また、以前は麻疹ウイルスに一度感染すると終生免疫が獲得され、二度とかからないと考えられていましたが、近年になって抗体の効果は数十年経つと薄れる場合があることが分かってきました。過去に麻疹にかかったことがある、また、予防接種を受けたから安心ということではなく、特に妊娠前には抗体検査を受けて、自分の体に抗体があるかどうか調べておくようにしましょう。

妊娠前に風疹抗体価検査、ワクチン接種を!

過去に感染したことがあり、すでに免疫がある方でも、免疫力が低下していると2度かかる方もいます。そのため、現在の免疫力を風疹抗体価検査によって調べ、免疫がない、または免疫力が低い方はワクチンの接種を行うようにしましょう。
ワクチン接種後、通常2~3週間程度、長くても1ヶ月以内に体内からワクチンウイルスが消失します。安全を考えて日本では「接種後2ヶ月間」妊娠を避けるように指導しています。

ピルを服用されている方へ

低用量ピル服用の方は、いつでも接種することが可能ですが、 そうで無い方は生理中(3日目まで)に接種しなければなりません。4日以降の方は、お問い合わせください。

風疹抗体価検査・風疹ワクチン接種 料金(初・再診料別)

  • 風疹抗体価検査…3,000円
  • MRワクチン(はしか・風疹)…9,000円

神戸市では、風しん抗体が十分でない方を対象にした、予防接種費用の一部助成もありますので、そちらも下記風しん予防接種の助成についてのページをご確認ください。

水痘ワクチン

水痘は、「みずぼうそう」ともいわれ、水痘- 帯状疱疹ウイルスというヘルペスウイルスが原因で発症する感染症です。感染力の強い病気で、5歳までに約80%の子どもがかかるといわれています。
大人になって発症する人は少ないため「子どもの病気」と思われがちですが、運良く大人になるまで感染しなかったり、予防接種を受けていたため感染しなかった場合、大人になってから水痘にかかる人もいます。

水痘は、接触感染、飛沫感染、空気感染で感染し、非常に感染力が強いのが特徴です。麻疹ウイルスと同じように、一度かかると終生免疫ができるため、二度とかからない病気と思われていましたが、最近になって、抗体の効果は20数年で薄れる場合があることが分かってきました。過去に水痘にかかったことがあったり、予防接種を受けていても、大人になってから水痘にかかる人がいるのはこのためです。

要注意な大人の症状、特に妊娠前には注意が必要

大人になって水痘を発症すると、重症化する確率が高くなります。子どもの発症に比べ、発疹がひどかったり、口腔内に発疹ができて食事に支障が出たり、上気道にできた発疹が原因で呼吸困難になるなど、入院が必要になる状態になることもあるほどです。
このように重症化する可能性の高い大人の中でも、特に水痘の感染に注意が必要なのが「妊婦」です。妊娠を希望する方は、最低妊娠3ヶ月前までに水痘の抗体検査を行い、免疫が認められなければ水痘ワクチン接種をおすすめします。

妊娠20週未満での感染

水痘にかかった妊婦から生まれた子どものうち、1~2%で、低出生体重や脳萎縮、白内障などがおこる「先天性水痘症候群」を発症するといわれます。ただし、これは海外の事例で、日本で先天性水痘症候群の報告例はありません。

妊娠20週~分娩21日前までの感染

胎盤を通じて感染したウイルスが赤ちゃんの神経節に潜伏し、生まれた後で再活性化するため、生まれた赤ちゃんの約9%が、乳幼児期に帯状疱疹を発症するといわれています。

分娩前後に感染

30~50%の赤ちゃんが水痘を発症します。分娩の5 日前から分娩後2 日までに発症した場合、赤ちゃんには抗体が引き継がれないため、水痘が重症化しやすく、死亡率が30%と高くなります。出産予定日近くで妊婦が水痘を発症した場合は、母体から赤ちゃんに抗体が移行するのを待つために、子宮収縮抑制剤などを投与して出産を遅らせるといった処置がとられることもあります。

水痘ワクチンは、帯状疱疹予防にも

水痘ワクチンの予防接種は水痘(水ぼうそう)の予防だけでなく、帯状疱疹(たいじょうほうしん)の予防にも効果を発揮します。
子どもの頃に水痘にかかり治っても、水痘ウイルスは神経節に消えずに潜んでいます。普段は何も症状が出ませんが、加齢、過労、ストレス、病気で抵抗力が落ちている時など、免疫機能が落ちた時に、それまで潜んでいた水痘ウイルスが活発になり、神経を侵して皮膚まで現われ、発疹や水泡を作ります。この状態が「帯状疱疹」です。
2003年、雅子妃殿下が帯状疱疹による入院で公務を控えられたことは有名ですが、ほかにも、歌手の中森明菜さん、大相撲の逸ノ城関、元モーニング娘。の道重さゆみさん、元AKB48の篠田麻里子さん、落語家の桂歌丸師匠など、多くの著名人も帯状疱疹を発症しています。

帯状疱疹は、ピリピリした神経痛のような痛みと水ぶくれが特徴で、発熱することもあります。ヒリヒリする程度の人から、針で刺されるようなひどい痛みが出る人まで、症状には個人差があります。知覚神経の走っている場所に沿って、体の右側か左側かどちらか一方にだけ痛みや水ぶくれができるのが特徴で、胸、肋骨の辺り、背中、また、首から上などに出ることが多いようです。
さらに、皮膚症状がおさまった後も慢性的に痛みが持続する「帯状疱疹後神経痛」を発症することもあります。これは神経が損傷を受けたことによる痛みで、高齢者(60 歳以上)や、皮膚症状が重症だった人に多くみられます。その他、目に出た場合は、目の角膜に炎症が起きる「角膜ヘルペス」、顔に出た場合は「顔面神経にマヒ」、脳に出た場合は「ヘルペス性脳炎、髄膜炎、頭痛、吐き気、神経症状」、耳に出た場合は「ラムゼー・ハント症候群の難聴、めまい、耳鳴り」などを引き起こすことがあります。

帯状疱疹のピークは60 才以降で、85 才では2人に1人が発症するというデータもあります。
水痘にかかったことのある人で、免疫力に自信がなく、帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛になりたくない方は、50代以降に水痘ワクチンを接種することをお勧めします。インフルエンザと同じように100%の予防効果はありませんが、50才ぐらいで水痘ワクチンを接種すれば、その後一生、帯状疱疹をほぼ予防できるようです。特に糖尿病やリウマチの方は、神経破壊の程度が大きく、重篤化してしまうことが多いため、ワクチンで予防するのが効果的です。

水痘ワクチン予防接種が望ましい方

妊婦

水痘の抗体があれば、妊娠中に不安を感じる必要はありません。そのため、妊娠を望んだ時点で、過去に水痘にかかったか確認が取れない場合には、抗体検査を受けることをおすすめします。抗体がなければ予防接種を受けることができます。水痘の予防接種は生ワクチンですので、妊娠すると受けられません。妊娠前にあらかじめ予防接種をしておくことが大切です。

帯状疱疹を予防したい50代以上の方

水痘にかかったことのある人で、免疫力に自信がなく帯状疱疹になりたくない、また、後遺症の帯状疱疹後神経痛になりたくない50代以上の方

罹患または予防接種から20年以上経っている人

罹患歴の有無に関わらず、過去にできた水痘に対する免疫は、20数年で弱まることがあります。そのため、20年ごとに予防接種を受けておくことが、一番安全といえます。

保育・教育関係、医療関係者

水痘にかかったことのない人が、保育・教育関係、医療関係に勤め始める際は、水痘の子どもに接する確率が高いため、予防接種を受けることをおすすめします。

接種方法

乾燥弱毒生水痘ワクチンを使用し、合計2 回皮下に接種します。2回目の接種は、3ヶ月以上(標準的には6~12ヶ月)の間隔をおいて行います。1回接種でも約90%以上の抗体陽転率が認められますが、より強固な免疫を獲得するためには、ワクチンの2 回接種が必要です。

インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチンは、毎シーズン、その年に流行する型を予測して製造します。毎シーズン流行する前に接種することをお勧めします。

接種料金

1回目…4,860円/2回目…3,150円

当クリニックでの接種対象者

満20歳以上〜64歳までの方(接種日現在)

予約方法

予防接種のご予約は、スマホで予約、または、お電話にてお願いいたします。ワクチンは数に限りがありますので、無くなり次第終了させていただきます。お早めに、ご予約ください。

TEL:078-391-7887