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子宮内膜ポリープとは?ホルモン剤で治療を行う

子宮内膜ポリープとは?ホルモン剤で治療を行う

女性特有の病気はいくつもありますが、今回は子宮内膜ポリープについてお伝えしていきたいと思います。

もし思い当たる節がある方は、一度お近くのクリニックなどで見てもらうことをおすすめします。

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子宮内膜ポリープとは?

子宮内膜ポリープとは、子宮の内腔を覆っている子宮内膜がキノコ状に発育したものです。ほとんどが良性のものですが、ごくまれに悪性のことがあります。大きさは、小さいもので1cm以下から、大きいものでは10cmを超える場合もあります。

 

自覚症状は?

自覚症状のないことが多いと言われています。不正出血、月経痛を起こすこともあります。

 

原因は?

エストロゲンの働きが過剰になっていることが考えられます。閉経前後の女性に起こることが多いと言われています。

 

診断は?

自覚症状がほとんどないため、超音波検査やMRI検査でたまたま見つかることが多いです。より正確な診断のために、細胞診や病理組織検査を行う場合もあります。

 

治療方法は?

当院ではホルモン剤による治療を行っています。ホルモン剤を内服して月経(出血)を出させて、子宮内膜ポリープをはがし落とします。当院では主にプラノバールという薬を使用します。ルテジオン、デュファストンを使用する場合もあります。

エストロゲン依存性疾患(乳がんなど)、糖尿病、高血圧などがある場合、治療が長期に及ぶ場合はプロゲストンやデュファストンを使用します。

 

内服方法は?

1. プラノバール/ルテジオン/デュファストンを21日間、1日1回1~3錠(先生の指示通り)、ほぼ一定の時間に内服します。
2. 21日間内服の後、1週間休薬します。休薬開始2~3日後に生理様の出血があります。
3. 以上を1クールとし、これを3クール行います。
*副作用:吐き気、嘔吐、食欲不振、むくみ、体重増加など。吐き気止めの処方も可能です。症状がひどい場合はご相談下さい。
4. 3クールの内服終了後、子宮内膜が正常に戻っているか、超音波検査で確認します。
5. 再発予防のため、続けて低用量ピルを内服していただきます。

 

こちらのブログでは、女性の身体の悩みを解決する考え方をまとめていますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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執筆 : Yukari Ladies Clinic