妊娠
妊娠の初期症状は、ほとんどの症状が生理前や風邪のときの症状と似ているため、普段から生理が不順な場合などは、判断が難しいことがあります。生理が遅れていても単なる生理不順と片付けたり、不正出血を生理があったと勘違いしていることもあります。また、コンドームによる避妊は、100%妊娠を防げるわけではありません。コンドームによる避妊をしているから大丈夫と思い込むのではなく、生理の停止や以下のような徴候があれば、妊娠の可能性がありますので、早めに診察を受けることをお勧めします。
妊娠の兆候
生理の停止
妊娠を自覚する第一の徴候は、生理が止まることです。生理周期は個人差がありますが、比較的順調な人なら約1週間以上、不順な人でも約2週間以上遅れた場合は、まず妊娠を疑いましょう。ただ、妊娠しているにもかかわらず、生理予定日のころに少量の出血をみることがあり、これを生理と間違えることがあります。いつもより生理量が少ないと感じた場合も、妊娠の可能性を考えるようにしましょう。
乳房の張りとつわり症状
次に、妊娠の自覚症状として、乳房の張りと軽い痛みを感じることがあります。乳首の感覚が敏感になって、色が少し黒ずんで見えることもあります。さらに、予定の生理がこないまま約1週間から2週間くらい経過すると、「つわり」と呼ばれる胃がもたれる感じや、むかむかする吐き気が現われてきます。ただし、乳房の張りやつわり症状は、妊娠すれば必ず現われるわけではなく、中には全く感じない人もいます。
高温期が3週間以上続く
基礎体温をつけている人の場合は、高温期が3週間以上続いているときは、間違いなく妊娠と判断してよいでしょう。
妊娠に気づかない人の中には、コンドームで避妊しているから大丈夫、と思い込んでいる人がかなりいらっしゃいます。コンドームは、性感染症の予防のための道具ですので、100%避妊ができるものではありません。例えコンドームで避妊していても、生理が遅れる場合は妊娠の可能性があるということを忘れないでください。