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項目名

膣縮小術

膣が緩むとは?

膣のゆるみは、出産や加齢など、さまざまな原因で起こります。加齢とともに筋肉が緩んできますが、女性は、骨盤底筋群という膣や肛門周りの筋肉も同じように緩みが生じてきます。 また妊娠すると、出産に備えて子宮の出口とともに膣も伸びやすく柔らかくなりますし、出産時は赤ちゃんが膣壁を押し広げて出てくるため、膣の筋肉が伸ばされた状態になり、産後、膣のゆるみが生じてしまいます。
一度緩んで締まった膣は、筋力トレーニングやエクササイズでは、なかなか引き締めることができません。

膣が緩むと、男女ともにセックスライフへの不満、女性は不感症など、オーガズムへの不満などが生じがちです。また、膣内に空気や水が入ることで、ニオイや色のついたオリモノが出る細菌性膣症の発症につながることもあります。

どのような治療ですか?

膣の緩みを解消するのが、膣縮小術です。膣縮小術には、ヒアルロン酸を注入する「注入法」、「手術」、「HIFU(超音波)による施術」の3種類の方法があります。当クリニックでは、手術による膣縮小はもちろん、できれば手術を避けたいという方のために、HIFU(超音波)による膣縮小やヒアルロン酸フィラー注入法による膣縮小にも力を入れています。

ヒアルロン酸注入法による膣縮小術

膣縮小術のうち、注入法とは膣内の粘膜にヒアルロン酸を注入して膣の深い部分から内側を狭くする施術のことです。
主に膣壁の入口にヒアルロン酸を注入します。局所麻酔剤(リドカイン)入りのヒアルロン酸注射なので痛みはほとんどなく、20~30程で施術が可能で、通院の必要もありません。手軽にできるのが注入法の最大の魅力です。
ヒアルロン酸注入

膣に適したヒアルロン酸の一種を注入する方法です。ヒアルロン酸は「デキストランビーズ(生体適応架橋ブドウ糖分子)」を含んでおり、コラーゲンとエラスチンを引き寄せる作用があります。ヒアルロン酸は、もともと人体で生合成される物質であり、このヒアルロン酸注射剤は人体に対し極めて安全性が高く、いずれは体内に吸収される薬剤です。※ヒアルロン酸は完全に吸収されてなくなるのではなく、なじんでしまうため、効果がなくなったと感じる可能性があります
ヒアルロン酸が体内に吸収された後でも、1~2年にわたって効果が持続すると一般的に言われています。膣の緩みの改善という点では6ヵ月~1年と効果の持続にかなり個人差があります。

手術による膣縮小術

確実に、また半永久的に膣のゆるみを解消したい人には、手術による膣縮小術が有効です。
膣縮小手術は、会陰部や会陰小帯を切除したり、粘膜を除去、膣粘膜や筋層を剥離して縫合します。膣の入口だけでなく膣の奥まで縮小することができるため、出産前かもしくはそれ以前の状態にまで戻すことができ、効果は半永久的()です。生まれつき膣が広い方や、出産によって広がった場合にも向いています。膣縮小手術は、それぞれの悩みに合わせて縮小範囲を決めるため、事前にしっかりとカウンセリングを行います。また、子宮に近い位置での手術になるため、高度な技術と豊富な経験が求められる施術方法です。当クリニックでは、産婦人科専門医としての知識・技術・経験を十二分に生かし、安全で確実な手術を行います。 その後、出産・加齢・生活習慣・運動不足で再び膣の緩みが生じる場合があります。再度、膣が緩まないように予防法をご希望の方には指導いたします。

どのような症状に適していますか?

  • 膣の緩みが気になる
  • 出産後、膣が広がってしまった
  • 以前のような感覚を取り戻したい
  • パートナーが不満足ではないか気になる
  • 男性経験が多いと思われないか気になる
  • 入浴時に中にお湯が入りやすい
  • 膣に空気が入りやすい

治療の流れ

1.診療予約

手術のご相談、ご予約はお電話のみで受付しております。診療時間内に直接お電話でご確認ください。

  • 診療状況などでご予約いただいた時間に診察できない場合もございますが、ご了承ください。
  • 本施術は完全予約制で行っています。まずは、ご予約のお電話をお願いします。
  • 美容婦人科のご予約はお電話でのみ承っております。

TEL : 078-391-7887

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2.施術方法の相談と手術日の決定

患者様の望まれる効果の程度などをお聞きして、ヒアルロン酸注入、手術のいずれの方法で治療を行うかを決定します。
ご相談内容と患者様のご都合に合わせて、手術日の日程を調整させていただきます。

3.手術当日
麻酔(表面麻酔と局所麻酔)

術後の疼痛緩和と止血効果を上げるため、局所麻酔を行います。

治療を受けられる際にあたって心配なのは、手術の痛みだと思います。手術前に、局所麻酔の痛みを和らげる表面麻酔のクリームを塗って頂きます。その後、局所麻酔を注入しますが、少しチクッとする程度です。一旦、麻酔が注入されると手術中は痛みをほぼ感じません。
どうしても不安な方、完全に無痛をご希望の方は静脈麻酔管理料50,000円(税別)を併用する方法もあります。

②施術

フィラーによる施術を選択された場合はフィラーの注入を行います。

手術を選択された場合は、事前にご相談した大きさになるよう、余分な部分を切除して丁寧に縫合します。
縫合は、まず皮下を何層かに縫合した後、表皮を縫合します。
当クリニックでは、何層にも分けて丁寧に形成外科的に縫合を行うため、傷跡の心配はほとんどありません。

切除には婦人科の子宮頚部円錐切除術、子宮筋腫核出術、子宮腺筋症核出術等の手術にも使用されている低電圧高周波メスを使用します。止血とともに切開ができるため、出血がほとんどありません。そのため縫合糸が少なくてすみます。術後の痛みも軽減します。
縫合には吸収が早く、組織に反応を残しにくい比較的早い日数で吸収される吸収糸(溶ける糸)を使用するため、術後に傷跡が残りにくく、局所の炎症を最小にすることができます。
傷口の縫合は縫合糸が少なく、強く締めすぎず、創面を優しく合わせる様に縫合することで、患部の血行を良くし、炎症も少なく創傷治癒が良好となります。
高周波の熱エネルギーにより皮膚真皮層のコラーゲンを増生させ、赤ちゃんの様なハリのあるなめらかで、ほんのりピンク色で、ふっくらとした小陰唇に生まれ変わります。

4.アフターケア

当クリニックでは、手術後最低2回の検診を受けていただきます(検診費用は手術料金に含まれています)。
特に、術後7日以内の検診は、必ず受けて頂いております(遠方から来院の方にもお願いしております)。

フィラー注入は検診不要です。
産婦人科専門医(女性の外性器・内性器を機能的・形態的に熟知した医師)である院長が、相談・手術・アフターフォローまで責任をもって担当しますので、安心してご相談ください。

治療料金

ヒアルロン酸フィラー211,200円(税込)/回(3ml)
手術による膣縮小術550,000円(税込)

 フィラー注入は通院不要です。  フィラー注入に痛みはほとんどありませんが、ご希望の方には表面麻酔3,300円~(税込)も可能です。

治療後は

フィラーの場合

  • シャワーは当日より、入浴は一週間後から可能です。
  • 性交は一週間後から可能です。
  • 通院の必要はありません。

 上記はいずれも標準的な場合で、個人差があります。

手術の場合

  • 傷をきれいに治すため、縫合はできるだけ強く締めつけないよう行うようにしています。そのため、手術後出血することがありますが、数日で出血はなくなりますので、心配ありません。
  • シャワーは手術当日より可能ですが、入浴は医師の指示があるまで控えてください。
  • 自転車、バイクなど、直接患部に刺激となるようなことは3週間控えてください。内出血をして傷が異常に腫れて、仕上がりに影響がでることがあります。
  • 激しい運動は、4~6週後から可能です。
  • 性交は4週目までお控えください。
  • 腫れは4週後くらいでほぼ落ち着きます(個人差があります)。

 上記はいずれも標準的な場合で、個人差があります。

美容婦人科の施術は完全予約制となっています。手術は相談日より一週間後以降、フィラー注入は三週間後以降でご予約を承ります。

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